デラウェアワイン”から始める日本ワイン その魅力は?

皆さんは、日本国内でもワインが作られていることをご存じでしょうか?

※日本国産のぶどうを原料とし、国内で製造された果実酒“が日本ワインと呼ばれます。※

最近ではコンビニなどのワインコーナーでも見かけるようになり、日常生活においてはかなり身近な存在となっています。

また日本ワインは世界的なワインコンクールで賞を受賞するなど、日本国内のみならず世界的にも注目されてきています。

日本ワインでは甲州と呼ばれる日本固有のぶどうから作られるワインが特に有名ですが、

この記事ではデラウェアを使ったワインについてご紹介いたします。

“日本でしか飲めない!” デラウェアワインとは?

デラウェアと聞くと、食用のブドウというイメージを持たれる方もいらっしゃるかと思います。実は日本ではデラウェアからもワインが作られており、そのワインは日本でしか飲むことができません。なぜでしょうか?こちらでは、デラウェアから作られるワインの特徴とその理由を説明いたします。

デラウェアはもともとアメリカ原産のぶどうで、日本国内では“山形県”、“山梨県”、“大阪府”などで多く栽培されており、甘く、小粒で食べやすいぶどうです。

昔から食用として人気のあるデラウェアですが、国税庁発行の”種類製造業及び酒類卸売業の概況(令和3年調査分)”によると、日本ワインの中では白ワイン用のぶどうでは甲州、ナイアガラ、シャルドネに続く生産量を誇るぶどうです。

デラウェアから作られるワインは、すっきりとした酸味と果実味、そして甘い香りがして日本人には非常に親しみやすく、食中酒にはおすすめのワインです。

ですが海外ではデラウェアの特徴でもある、甘い香りが “フォクシーフレーバー”と呼ばれ、あまり好まれておりません。そのため日本以外ではデラウェアからワインが作られておらず、デラウェアのワインは原則日本でしか飲むことができないのです。

そう聞くと、日本で飲めるデラウェアワインはなんだかレアだと思いませんか?

デラウェアワインの評価・受賞ワイナリ―

日本でしか飲めないデラウェアワインは、日本ワインファンの間では高い評価を受けております。

2003年から続く “日本ワインコンクール”では毎年のようにデラウェアから作られたワインが賞を受賞しております。

※日本ワインコンクールとは日本ワインを対象とした日本で唯一のコンクールです。

こちらでは2022年に開催された日本ワインコンクールにおいて、賞を受賞したデラウェアワインとそのワイナリ―について簡単にご紹介いたします。

“日本ワインコンクール2022 北米系など品種 白部門”

・銀賞:TOMOÉデラウェア2021(株式会社広島三次ワイナリー)

広島三次ワイナリーは、広島県の県北にある三次市にあるワイナリーです。自社農園と、契約農家の農園の2つで様々なぶどうを栽培しております。三次ワイナリーではぶどうの種類によって収穫時期をずらすなどぶどうの特徴に合わせた栽培をしております。

 

・銅賞:デラウェア(雲海酒造株式会社 雲海葡萄酒醸造所)               

雲海酒造は、宮崎県に本社を構え、宮崎県中西部にある綾町にワイナリーを保有しております。雲海酒造は今回紹介する他のワイナリーとは異なり、ワイン以外にも焼酎や、ビールなど様々な種類のお酒を製造・販売しております。

 

・奨励賞:デラウェア2021(南三陸ワイナリー株式会社)

南三陸ワイナリーは宮城県三陸町にあるワイナリーで、今回紹介する4つのワイナリーの中では設立が一番若いワイナリーです。南三陸の海中で熟成される、海中熟成ワインはテレビで紹介されるなど注目されており、ワイナリーに併設されているショップ&キッチンでは南三陸の食材を使った料理とワインのペアリングを楽しむことができます。

※ペアリングとは、相性の良いワインと料理を合わせること

 

・奨励賞:デラウェア辛口2021(株式会社ぶどうの郷山辺 山辺ワイナリー)

・奨励賞:デラウェア甘口2021(株式会社ぶどうの郷山辺 山辺ワイナリー)

山辺ワイナリーは、長野県松本市にあるワイナリーです。山辺ワイナリーがある山辺地域は、明治時代よりぶどうの栽培が始められ、長野県におけるぶどうの栽培の発祥の地と呼ばれております。

今年は、5つのデラウェアワインが受賞となりました。

受賞されたワイナリーの皆様おめでとうございます!

今回受賞となったワインはどれも入手性がよいため、気になったワインは比較的容易に入手できると思います。気になったワインがあればぜひ飲んでみることをお勧めします。同じぶどうを使ったワインでも味わいや、香りなど違いがあり面白いかもしれません。

またワイナリーのウェブも検索してみると、デラウェア以外のワインもラインナップとして紹介されております。その中には日本ワインコンクールで受賞したワインや、国際的なコンクールで受賞したワインなども掲載されているため一度HPを覗いてみてはいかがでしょうか?

ラインナップの他にもワイナリーの歴史や、ワイナリー主催のイベントなども掲載されているため、ワイナリーに対する理解もより深まるかと思います。 今回ご紹介させていただいたワイナリー以外にも日本国内には、400以上のワイナリーがございます。デラウェアに特化しているワイナリーや、様々なぶどうを原料にワインづくりをしているワイナリーなどそれぞれ特徴がありますので、これを機に日本ワインに目を向けてみませんか?